残暑見舞いの文例

心のこもった文章を書く決め手

 

残暑見舞いは紋切り型のものが多く、年賀状の「謹賀新年」、「明けましておめでとうございます」と同じように形式的なものが多いのですが、それではオリジナリティがなく真心も伝わりません。

 

残暑見舞いを書くにあたって念頭におきたいのは、まず“相手に応じて”個性的にというポイントです。年賀状ほどたくさん出すわけではありませんから、相手に話しかけるように書いてみてください。

 

内容は、“身近な話題”を選びましょう。たとえば相手の方の生活を尋ねたりして、次に自分の近況を伝えたりすると親しみのこもった残暑見舞いになります。

 

印刷状の場合は“添え書き”がたいせつです。「残暑お見舞い(お伺い)いたします」という印刷文面でも、わずか1、2行の自筆による添え書きがあるだけでぐんと親しみ深くなるもの。

 

「先日はたいへんお世話になりました」、「そのうちまた食事会でもしましょう」、「奥さま(ご主人さま)によろしく」など、ほんとうにごく簡単な言葉でいいのです。そっけない印刷の残暑見舞いに自筆文があるだけで、十分にこちらの気持ちが伝わるものです。また礼儀として暑中見舞いは立秋(8月7日か8日ごろ)前に出し、残暑見舞いは立秋後に出します。

 


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